放課後は主戦場
小学生に対するベビーシッターの仕事として、最も大事なものは「送り迎え」でしょうか。
ベビーシッターを雇うクライアントのご家庭は経済的な余裕がある場合が多いので、習い事をさせる可能性が高く、しかも送り迎えの時間に帰宅が間に合わないことも多々あります。
また、乳幼児ならともかく、小学生くらいになれば多少親が離れても大丈夫だろうということで、入学のタイミングで仕事に復帰される方も大勢います。
勤め先次第ではベビーシッター育児支援として補助金を出してくれるところもありますので、職場復帰してベビーシッターを雇うのは親の側からしても合理的で悪くないアイデアなのです。
小学生の親がベビーシッターを雇いたい理由
もちろんベビーシッターの仕事は送迎が全てではありません。
雇いたい親側からすれば、未熟な子どものそばに居てくれる大人の存在は心強いものです。たとえば、かぎっ子と呼ばれる子どもたちの問題は、かなりの部分が解決します。
親が帰ってから食事の支度をするとなると、食事が午後8時ごろになったりして、下手をすると消化不良のまま寝てしまうことになります。食後から睡眠までは3時間ほど空けるのが良いと言われていますが、あらかじめベビーシッターがご飯を作っておけば、仮に親が居なくとも一人で食べることも可能です。子どもの孤食や栄養バランスの偏りなどといった問題にも光明が見出せるわけですね。
両親が共働きの場合、子どもは学校から帰ってから何時間も一人でお留守番をすることになります。しかもその間に子どものことをしっかり見てあげられる人もいません。他の子どもたちと一緒に外で遊んだり、図書館で勉強でもしているならまだ良いのですが、そうでなかったら? もし危険なことがあったときに一緒にいてくれる大人がいたら、これほど心強いこともありません。
したがって、小学生のベビーシッターを行う場合は、次のような仕事をやることになると考えておくと良いでしょう。
子どもの送り迎え
送迎先と送迎時間をきちんと把握し、道順やいざというときに駆け込める「子ども110番」の場所を理解しておきましょう。子どもに車道側を歩かせないなどの配慮も重要です。
部屋の掃除
家事代行サービスとも重なる部分がありますが、親が帰宅するまでの間、子どもと一緒に家を預かるのも契約内容次第ではベビーシッターのお仕事になります。依頼があれば掃除道具は必ず携行するようにしましょう。
食事の世話
家族全員が食べる食事になるかもしれませんので、全員のアレルギーをチェックしておきましょう。そうして使ってもいい食材だけを使って、きちんと栄養バランスの取れた食事を作ります。味の好みや食材の量まで把握し、喜んでもらえるお料理ができるようになればOKです。子どもがあなたの手料理を食べて苦手なものを克服できれば、もう言うことはありません。
勉強の監督
ここまで来るともはや家庭教師の領域かもしれませんが、子どもの勉強を見てあげるのもベビーシッターのお仕事となりえます。とはいえ小学生の勉強ですからさほど難しいわけではありませんし、どちらかといえば、ちゃんと机について勉強するのを見守る係だと考えた方が分かりやすいでしょう。
身の回りのお世話
条件次第では身の回りのお世話を任されることもあります。障害者介護については相当な専門知識が要求されるため、未経験のベビーシッターに仕事が回ってくる可能性はあまり考えなくとも良いでしょう。
ただし、怪我をした子どもの世話や看病が必要になることは充分に考えられますので、かかりつけの病院を事前に調べる、体調を崩した子どものために胃腸に優しい食事を作れるようになっておく、といった備えは大事です。
小学生の遊び
友達と一緒に近所の公園で遊んだり、家で一緒にゲームに興じる姿が見られますが、ベビーシッターの介入する余地はほとんどありません。せいぜい怪我をしないように見守るか、遊び過ぎないようにタイミングを見計らって忠告する程度です。
パーティーや行事の際に子どもの世話をする
そうそうないことですが、なにかのパーティーなどに呼ばれた際に、子どもが粗相しないように注意深く見守る仕事もないわけではありません。どちらかといえばボディーガードや秘書の類の仕事ですが、公的な場でも失礼のないきちんとした礼儀を教えられるよう、作法をしっかり身につけておきましょう。
基本的に、ベビーシッターはクライアントの要求に応え、料金と能力が見合いさえすれば、子どもの世話に関してできることは全てやってしまおうというお仕事です。当講座では基本的な内容に関して取り扱ってきましたが、臨機応変に対応する必要があるのも事実ですし、スキルがあれば依頼料もプラスされていくでしょう。胸を張ってお仕事が出来るよう、あらゆる分野の知識を深めていきましょう!